サクラサク-2

週末に下の子の中学校の入学式に行ってきました。

春らしい暖かい気候の中、天候に恵まれ素晴らしい門出を迎えることができました。ただ、桜は少し間に合わず、五分咲きほど開花具合でした。

思い返せば、下の子の受験は目標を決めるまでに迷走してしまい、二転三転させてしまいました。しかし最終的に本人が選んだのは、姉と同じ学校に行きたいということでした。当初はもちろんゼロベースで選択肢を複数考え、何校か見学したりもしましたが、そのような結果にたどり着きました。親としては、姉妹で同じ学校に行ってくれるのは嬉しいのですが、姉が通ってる学校は、寮がある学校で寮生活をしています。もちろん、それも選択肢の1つではありましたが、下の子の性格を考えると中学からの寮生活は、正直言って、合わない気もしていたので無理に推すことはしてませんでした。

ある程度、姉からの情報が入ってきていたので、良い部分も厳しい部分も知った上での判断だったので、その決断は本人にとっても軽い気持ちではなかったはずです。しかも決めたのが受験日の半年前だったので時間もあまりありませんでした。

しかし普段からコツコツ頑張れる子だったので、何とか目標に向かって無事に合格することができました。

とは言え、本番はこれから。なんと言っても新しい生活に慣れないといけません。親から見ると不安だらけでしかないのですが、姉が近くにいるというのはこれほど心強いこともありません。好奇心旺盛な姉に、慎重な妹。性格は違いますが、二人仲良く支え合ってくれることを願います。

しかし、これから頑張るのは娘たちだけではなかったりします。今まで我々夫婦は子供中心の生活をしてましたが、そこからポッカリ子供達が抜けて、一気に夫婦二人の生活になりました。もちろん、夏休みやGWの長期休暇に娘たちは家に戻ってくるし、毎日のように連絡を取り合ってはいますが、普段の生活から子供達がいなくなるというのは、思った以上に虚無感と寂しさがありました。子離れをしないといけないのはわかってはいるし、いつかこの時が来ることも覚悟はしていましたが、思った以上に早く、その時が来てしまった感じがします。

なんだかんだ、子どもたちを支えていたつもりが、いつのまにか自分たちの方が支えられていたという情けなさもありますが、親が思った以上に逞しく育っていたという証なのかもしれません。情けなさついでに言うと、入学式が終わって夫婦二人で帰りの車の中で涙を流したのは、その寂しさを前にした弱い自分たちでした。人生の一区切りという意味では、子どもたちより、むしろ自分たち夫婦の方が大きかったのかもしれません。

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あなたが選んだ道は決して易しいものでないし、より多くの困難もあるだろうけど、そこが最高の環境であることを信じて、日々の成長を期待しています。入学おめでとう。

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