キャンプ初心者のための道具選び:テントとタープの種類編

そもそもどんなテントを買えばよいかのわからないし、どんな種類があるのかもわからねーよ、という方はいらっしゃる気もします。自分もいまだにどんなテントがあるのかよくわかってませんが、知ってる範囲で羅列してみます。

■テントの種類

すごいざっくりですが、個人的に独断と偏見でタイプ分けしてみました。

1.ベーシックなファミリー向けテント

一番ベーシックなテントです。テントは役割としては寝室で、リビングスペースは別途タープを検討するのが普通です。家族用に3~6人向けで、室内は広めで、全室は荷物を少し置く程度の広さを確保してるものが多いです。
大きさのバリエーションもいくつかあるので人数にあわせて選べます。シーズンとしては夏はもちろん、1年中使えるといえば使えます。ただ、リビングを別に考えた場合、そのリビングによっては寒い時期には向かない物もあります。

2.オールインワンテント/2ルームテント

テントにプラスして、リビングスペースが一体化したテントです。種類によってはインナールームを取り付けるタイプで別購入が必要なものもあります。メリットとしてはテントとリビングスペースが一体化しているので、寒い時期に完全に締め切ることができます。仕組みによっては設営がかなり簡単なものもあります。ただ、時期的には夏は向きません。夏以外の3シーズンと雨天時に適してると思います。価格としても高価なものが多いです。

3.ワンポールテント(三角テント)

見た目通り三角な形のテントです。ポールは中心の一本のみなので、構造がシンプルで設営は比較的簡単だと思います。中にインナーを張れば、寝室とリビングの両方をこれだけで兼ねることができます。外にタープを買えば、シーズン的にはある意味、一年中使えなくもないので、4シーズン使えるとも言えます。ただ、難点をあげるとすると形が三角なので、面積の割に居住空間が狭いことと、値段的に安くはないという点があるので、初めてのテントがこのタイプというのは少し勇気がいるかもしれません。最近見かける割合が増えてます。

4.山岳テント(登山用)

もちろん登山用の山岳テントだってオートキャンプで使えます。基本的にファミリーテントより低く小さいです。そしてものすごく軽くコンパクトです。軽量に出来てる分、生地の厚さはすごく薄いですし、ポールも細いです。ただ、その分値段が高価で少人数(1~3人)用がほとんどです。一般的に、オートキャンプにはハイスペック過ぎるとは言われてますが、本物志向の方に好まれます。誤解を恐れずいえば、必要以上に高機能を求めるのはある意味ファッションです!都心でゴアテックスの高級ジャケットを着てるような感じです。でもいいんです。必要かどうかではありません、かっこいいかどうかです(`・ω・´)キリッ
正直言うと、自分はこのカテゴリは全くの未知です。

5.ベルテント型

名前の由来はもともとは形がベルの形をしてるからとか。自分もNORDISKのASGARDを持っています。ワンポールテントの欠点を補って、周囲に立ち上がりがあるので、室内空間はかなり広いです。ある意味、オイールインワンテントとも言えなくもないです。ただ、夏場には向かない気がします。ナイロン製のベルテントもあるようですが、ほとんどが材質がコットンのものが主流です。そこそこマニアックな種類にはなると思うので、いきなり初めてのテントでベルテントを選ばれるような方は少ないかな。コットン幕は雨に弱いし。

6.ロッジテント(通称、鉄骨?)

ロッジ型のテントでポールが鉄製なため、「てっこつ」の愛称で呼ばれてるようです。クラシックなテントが多くかなりマニアックな部類です。最近、復刻モデルのようなモノも発売されてるようです。重量はずば抜けて重いですが室内空間は広いです。

■タープの種類

タープの目的は基本的には、日よけと雨よけで、リビングスペースとして使います。形と大きさのバリエーションはかなりあるので、最低限の質さえあれば、見た目で選んでもよいと思います。

1.ヘキサタープ/ウィングタープ

ポールが2本で設営します。ヘキサタープは6角系でウィングタープは布地が4角です。主に夏の暖かい時期に使用し、開放感があります。材質によっては遮光性の違いあります。

2.レクタタープ

ヘキサタイプと違い、支柱の2本の他に角に4本のポールを立てるため、居住空間は一番広いです。難点は、やはりポールの数が多い分、設営の手間がかかるのと、積載がやや大きくなります。大人数での宴会が多い方に向いていて、レクタを複数連結して使う方もいらっしゃいます。

3.スクリーンタープ

メッシュ状のスクリーンで覆われた全面が閉鎖できるタイプのタープです。多くのモノはメッシュ状の壁面とメッシュじゃない壁面の二重になっていて、フルクローズできるタイプがほとんどだと思います。夏に全面メッシュにして虫除けをしたいと思われるかもしれませんが、全面メッシュにしても虫は中に入ってくることは多いですし、中に入った虫が外に出れなくなった場合はむしろ不快です。それとメッシュにしても夏場は暑くて中にいられません。結局、リビングスペースは単なる物置になって、人は外に出て過ごしているというのをよく見かけます。涼しい時期は虫が少ないので、結局メッシュで使う時期って実はあまりないんじゃないかと思ってたりします。

4.シェルタータイプ

機能的にはスクリーンタイプと似ていますが、シェルターというのはスノーピーク独自の分類かもしれません。またリビングシェルシールドが特別なのかもしれませんが、別売のインナールームを買えば、テントとしての機能も付けることができるので、ある意味万能型とも言えます。

で、結局おすすめのテントは?

いろんなタイプの種類のテントとタープがあって、自分もそこまで多くのものを使い分けたわけではないんですが、独断と偏見で「おすすめのテントとタープ」を選べと言われた、初心者の方にはこれをおすすめします。

スノーピークのアメニティドームとヘキサターム
じゃん!スノーピークのアメニティドームヘキサタープの組み合わせです。はっきりいってベタです。自分がこれを使ってきたというのが大きいですが、製品としてのできは素晴らしいの一言です。スノーピーク的にはエントリーモデルになりますが、スノーピークはエントリーモデルでもスペックとしては十分すぎます。上級用にpro幕のラインナップがありますが、はっきりいって、そんなスペック必要か?と思います。
はじめてのテントでスノーピーク製というのは正直いって安くはないので、スノーピークは高いよ!という方も多いとは思います。が、その高い商品郡のスノーピークの中でもアメニティドーム(略してアメド)はこれでも戦略的に安い値段設定にされています。(そこからスノーピーク沼にハマる人が多いですし、メーカーとしても沼にはめたい意図があるような気がしますw)
そして、最初にテントを選ぶならテントと開放感のあるオープンタープ(ヘキサやレクタ)の組み合わせが良いと思います。前の記事にも書きましたがやはり、最初は夏を中心にキャンプを始めると思うので、夏に最適なこの組み合わせがよいと思います。そして、キャンプにはまり、寒い時期にも行くようになれば、オールインワンテント/2ルームテントを追加購入して、通年で行ける体制を整えるのが理想的な流れかなと思います。さらに言うと、タープは雨が降った時を想定して、大きいサイズをおすすめします。雨にもよりますが、布の面積の半分くらいは濡れることがあるので、家族で行くなら大きいLサイズがいいかなと思います。まぁ、独断と偏見ですので、あくまでオススメということで。

【関連記事】
キャンプ初心者のための道具選び:まず何を買えばいいの?編
キャンプ初心者のための道具選び:でも道具を買う前に編
キャンプ初心者のための道具選び:失敗しないテント選び編
・キャンプ初心者のための道具選び:テントとタープの種類編

キャンプ初心者のための道具選び:失敗しないテント選び編

道具選びのテント編です。なんどもいいますが、あくまで初心者のためのです。雪中に(ry

まずはどんなテントがあるのか、写真で見てみるほうが早いかもgoogle先生の画像検索はこちら
オシャレなテントにちょっと興味があるという方はこちら。オシャレの定義はよくわかりません。
いやーいろんな種類がありますね。丸に三角に四角に。形だけでもたくさんあるのに、この中から自分に合うのものを選ぶなんて難しいと思います。キャンプにはまってる人はテントだけでも5,6個持ってる人も普通にいます。テントなんて1個あればいいじゃんと思いますが、1年中キャンプやってる人間から見ると、ふつうのことだったりもします。テントによって最適なシーズンや天候、目的が違いますしね。

■テント選びに失敗する理由

1.適応シーズンを間違える

失敗する理由はいろいろあると思いますが、その1つにテントの使用シーズンのミスマッチがあると思います。ほとんど初心者の方はキャンプデビューする夏を基準にテントを選ぶことが多いですが、キャンプを1年間通して考えてみると、自分の場合、「夏用」と「夏以外の3シーズン」という分け方になるような気がします。つまり、夏だけが特別なシーズンなのに夏を基準にテントを選ぼうとして、なおかつ、少しでも長く使おうと春、夏、秋、をターゲットにテントを選んでしまうような気がします。春、夏、秋をターゲットにしてもよいのですが、その場合、夏にも中途半端で、寒くなってくると物足りない、みたいな状態になりやすいです。なので、むしろ、夏専用をしっかり考えたほうが、2つ目のテントを考える時も3シーズン用に絞りやすいとも思います。まぁ、いきなりテントを2個買うことは想定されてないと思いますが、しっかり続けたいなぁと思ってる人は、最初に夏専用をまず選ぶのも1つの手です。

2.大きさを間違える

それと、大きさが適切ではない場合。小さいサイズを選んでしまうのは、厳しいのはわかると思いますが、逆もしかりで、例えば3人家族で5人用のテントとかを選んだ場合。最初は大は小を兼ねると思い、またはテントが広いほうが快適だと思い、一回り大きめな物を選んでしまうケースがあると思います。大きいサイズは重さも重くなりますし、必要以上に設営が大変になります。宴会好き、もしくは荷物が多い方はリビングを広めにするほうが良いです。寝室のテントに限ってはそこまで広さは必要ないです。高さもそこまで必要ではありません。テントの中で立って着替えるなんて、頻繁にあることでもありません。大きすぎると強風に弱くなるというデメリットもあるので、テントに限っては必要最小限でいいと思います。

3.はまる

それと、もう1つ多い理由は、キャンプにドはまりして、目が肥えすぎてしまい、普通のテントじゃ嫌だー、このメーカーじゃ嫌だー、となって買い換えるケース。まぁ、これは付ける薬がないのでお財布の体力が続く限り好きなモノをじゃんじゃん買い替えて下さい(笑)

■値段の違い。安い商品は何が違うのか

キャンプ道具は基本的にはどれも高価です。テント1つとっても1~10万円くらいのピンきりです。いくらくらいの買えば良いのかというのは一概には言えませんが、ある程度は質の良さは値段に比例してしまいます。むしろ値段というより、メーカーの違いによって、質の良さは変わってくるとも言えます。で、どのメーカーなら良いのかというのも難しいんですが、国内で普通に売っているテントメーカーで、自分の知ってる範囲だと、コールマンスノーピーク小川キャンパルユニフレームモンベルあたりは商品としては良く出来ていると思いますし、ハズレはないです。(※レアな海外メーカー、登山メーカーを除く)

1.構造・材質

生地の違いというのが一番の違いかもしれませんが、フレーム構造違いも大きいです。各メーカー、フレーム構造違いは明確にあって、1本でも少ないフレームでいかに強度を出すかというのを極限まで考えられてる気がします。ポール1本でも、重さと強度の違いは明確です。それと、弱い幕は設営時にちょっと力の掛け方を間違えたくらいで破けたりもします。逆に某スノーピークのPro幕は必要以上に丈夫すぎて、いったい何と戦ってるんだというくらい強いようです(笑)
それと、山岳テントなどは、基本キャンプ用テントより高額ですが、軽量で丈夫で積載が非常にコンパクトという性質もあります。

2.付属品の質

ホームセンターで売ってるいるような安価のものだと、金具やペグ、ロープなどの付属品が弱くて壊れやすいです。比べてしまうと一目瞭然なんですが、ロープの長さを変える自在金具がプラスチックだとか、ペグがプラスチックで折れやすいとか、とにかく強度が弱いです。

3.撥水性能

何を隠そう、自分が初めて買ったタープはホームセンターに売ってるどこのメーカーかもわからないような安い商品でした。たしか2年目くらいで撥水性能が全くなくなり、雨漏りをしはじめました(笑)もう、タープとして機能しないんですよ。困ったことに。その後、スノーピークのヘキサタープに買い替えたのですが、品質の違いはまったくと言っていいほど異なります。生地の強さとかびっくりするほど丈夫ですし、3年目なのに撥水性能はまだまだバッチリで今でも気持ち良いくらい水をはじきます。まぁ、お値段もそれなりに高いですが。

4.悪天候

これが一番致命的かもしれません。安いものは、まず風に弱いです。風の受け流しを考慮されていないというか、地面から垂直に近い角度で立ってたりすると、風を面でモロに受けてしまう作りになってたりします。それなりのアウトドアメーカーのは少なくてもある程度の風の抵抗を考慮した作りになってます。ただ、強風になるとどんな大きなテントでも吹っ飛のでご注意を。そうランドロックでさえも吹っ飛びます。テントが宙に舞うなんてよく聞く話です。

5.設営しやすさ

構造にも関係があるんですが、しっかりした商品は、設営のしやすさまで考慮された作りになってます。大きい幕でも一人で設営できるようになっていたり、無駄に手間がかからないようなシンプルな作りになってます。ポールも色分けされていたりして、どこにどこを通すとか視覚的にもわかりやすくなってたり気配りがあります。ティエラとか大きい割に簡単に設営できる作りになっていたのはすごいと思いました。

6.修理・メンテナンス

これも地味に大切です。他のメーカーはよく知りませんが、スノーピークの場合は永年保証を謳っていたりします。何回も使用していると、ポールが折れるとか曲がる、破れるというようなことはどうしてもでてくるんですが、そのような場合でもスノーピークは格安で修理してくれます。自分も椅子の布が敗れた時に修理をお願いしたことがありますが、無償で修理してもらえたのはビックリしました。なので、長く使いたい商品であれば、そこのメーカーがどのようなサポートをしてくえるのか事前に調べておくと安心できます。

結局、値段が高い商品はそれなりの理由があるといってしまえばそれまでなんですが、じゃー安いモノでキャンプに行けないのかというとそんなこともなくて、年に2、3回くらいの頻度であれば耐久性なんてそこまで必要ないとも思います。逆に数回使えればよいくらいの割り切りで、安いものを買って、その後本格的にキャンプにハマってきたら良い物を買いなおすとかでもいいと思います。その方が良い物を使った時に違いや差がわかって感動しますしね。

まぁ、ぶっちゃけ気に入ったデザインにするとかでもいいと思います。今自分が使ってるテントもほぼデザインで選びましたから(笑)

【関連記事】
キャンプ初心者のための道具選び:まず何を買えばいいの?編
キャンプ初心者のための道具選び:でも道具を買う前に編
・キャンプ初心者のための道具選び:失敗しないテント選び編
キャンプ初心者のための道具選び:テントとタープの種類編

キャンプ初心者のための道具選び:でも道具を買う前に編

title_beginner_02「キャンプ初心者のための道具選び」と言っておきながら、道具を買う前の心がけを少し。

自分にあったキャンプ道具を選ぶというのは、すごい難しいことで、どれが一番良いとかはありません。また万能な道具というのもありません。素材や大きさ値段など、どれも一長一短であるがゆえに、どちらかというと「自分に最適なモノを選ぶ」と言ったほうが正解かもしれません。それと値段の高いものが常に最適とも限りません。

道具選びで失敗しない人もいないと思います。誰しも1回や2回は道具選びに失敗しているはずです。なので、使うシーンを想像してみて、サイズを検証したり、本当に必要かどうかをよく考えるというのが失敗しないコツかもしれません。

まずは道具をレンタルして一度行ってみる

一番手堅く失敗なく道具を買うにおそらくこれでいいと思います。一度テントから調理器具までレンタルして実際にキャンプに行ってみることをオススメします。正直、レンタル代も安くはないので、一回分でもレンタル代がもったいないと思うのですが、道具選びの失敗する確率が格段に減ると思います。ただその際に、実際に使ったテントのサイズなどを見て、使用具合を覚えておくのを忘れずに。例えば、レンタルしたテントのサイズを調べて、少し大きかったとか小さかったとか覚えておいたほうがよいと思います。

コテージやキャビン泊で一度行ってみる

まずはコテージやキャビン泊から初めて見るのもアリです。子供がまだ小さいとか、家族のアウトドアへの抵抗を見るためにまずは屋根付きの施設に泊まるというのもオススメです。コテージやキャビンだとおそらく夕飯は外で自分たちで作るスタイルになると思うので、料理だけをまずキャンプっぽく作ってみると、ある程度アウトドアの雰囲気がわかると思います。キャンプ道具を一式そろえてみたけど、二度目は行ってないという方もけっこういらっしゃるようです。それと、家族の方がアウトドアにどうしても抵抗があるという方も少なからずいらっしゃるので、まずはアウトドアの入り口として、コテージやキャビン泊でお試ししてみるのはいかがでしょうか。
あと、その際に、実際にテントでキャンプしてる人たちを見てみて、どんな道具を使ってるのか観察すると面白いと思います。

ぶっちゃけ、どんな小さい車でもいけます。(`・ω・´)キリッ
1BOXとか4WDでなくてもキャンプにはいけます。とりわけ、自分の周りには小さい車でキャンプに行く奇特な人たちがたくさんいるので、感覚が少しおかしいですが、どんな小さい車でも行けると思います。車が小さいからと行って、キャンプを諦めてしまうのはもったいないです。マニアックなキャンプ場とか、雪の中を、とか、ワイルドさを売りにしてるようなところでないオートキャンプ場であれば、そこまで車の性能は必要ありません。こんな車あんな車でキャンプに行っちゃう方もいますしね。まぁ、もちろん大きい車のほうが便利ですが(笑)

不便を楽しむ

キャンプに向いてるかどうかは、これを楽しいと思えるかどうかかと思います。最近の高規格キャンプ場はキレイな炊事施設に電源にお風呂までいろいろ揃ってはいますが、基本的に普段の生活や通常の宿泊施設とくらべて何も無いとろこにわざわざ行くのですから、何もない自然の中であえて不便を楽しむという考え方があると、違った見え方ができると思います。

少しづつ道具を揃える

先ほども少し書きましたが、道具を全部買っても、キャンプに行かなくなってしまう人も一定の割合でいらっしゃるようです。もちろん、向き不向きがあるので誰でも家族でキャンプが楽しめるというわけではないので、まずはレンタルから初めて、キャンプ道具は少しづつ揃えるほうが無難だと思います。それと、無理にキャンプ道具を揃える必要がないモノもあります。キャンプ用の食器や鍋はあると便利ですが、最初は家で使ってるものを流用して初めてみるのもいいと思います。大抵のキャンプ道具は普段使っているモノと違って、ほとんどの値段が高いです。家では300円のスプーンを使ってるのに、キャンプでは1000円のを使ってるとかザラです。
もちろん、素材がチタンであるとか、高いだけの理由もあるのですが必ずしも必要としない機能や性能もあるので、無理に高いものを揃えなくても良い物もあります。なので、まずは無理に高いキャンプ用のを買わなくても流用できるモノは流用したほうが良いです。
まぁ一番の理由は、あまり道具を調べないで一気に揃えてしまうと、不必要なものや自分のスタイルに合わないとの理由で買い換える可能性も高くなるというのもあります。

道具選びを楽しむ

特に男の人は、道具から入る人は多いと思います。好きなブランドだからとか、デザインが好みだとか、そういう理由で道具を選ぶのも時には良いと思います。とくにアウトドア系の道具はメンテナンスをしっかりすれば何十年と使えるようなものも多いですし、愛着のある道具を持つというのは楽しみの1つだとも思います。少し高価かなモノかもしれませんが、一生モノの道具に出会うというのもキャンプの魅力かもしれません。

まぁ、グダグダと長く書きましたが、良くも悪くも一度は絶対失敗するので、そういうものだと開き直るのも必要かもしれません。

【関連記事】
キャンプ初心者のための道具選び:まず何を買えばいいの?編
・キャンプ初心者のための道具選び:でも道具を買う前に編
キャンプ初心者のための道具選び:失敗しないテント選び編
キャンプ初心者のための道具選び:テントとタープの種類編

キャンプ初心者のための道具選び:まず何を買えばいいの?編

すごい唐突ですが、「初心者のための道具選び」というのを考えてみました。きっかけは単純で、「キャンプ始めたいけど、まず何が必要ですか?」という誰しもが通る、とても新鮮なコメントをいただいたのがきっかけです。

ふと考えてみると、非常に難しい質問です。というか簡単に答えがでませんでした。簡単にコメントで返せない分量になりそうなので、1つづつまとめてみようかなと思います。言い訳を先に言ってしまうと、キャンプは思いっきり趣味の世界なので、正解はないというか、個人の好みとしかいいようのないモノなので、これから書くものは個人の偏見と好みという前提でお願いします。

対象:「これからキャンプを始めたい、それほどアウトドア経験のない、小さいお子さんがいる家族。」

です。対象をしぼりました。決して雪中の電源なしサイトに薪ストーブを持って行くような方や、何もない海岸に野営して、魚を手でさばいて食べているような方、海外のオークションでレアなギアを個人輸入してるような方、自作でカヌーを作ってるような方は対象ではありません、そこのあなた!スルーですよ!

最低限必要なもの

【宿泊系】
・テント
・タープ
・シュラフ(寝袋)
・インナーマット(テント内で寝袋の下に敷くもの)
・グランドシート(テントの下に敷くもの)
・LEDランタン(テント内の明かり用)

【居住系】
・燃料系ランタン(外での明かり用)
・イス
・テーブル

【調理器具系】
・調理火器(バーナー類)
・食器類
・鍋、フライパンなどの調理器具
・クーラーボックス

あると楽しい物

・焚火台
・ハンモックスタンド&ハンモック
・コット

すごいざっくりしすぎてますが、まずはこれくらいから。小物系もかなり省いてます。
もちろん、これらの必要なモノに付随する小物、衣類や食材なども必要ですが、とりあえずわかりやすいところからリストアップしてみました。

これ以外にも、ドライネットとかランタンスタンドやジャグなどのなくてもなんとかなってしまうようなものは、入れてません。最小限なものがこのあたりでしょうか。あくまで最低限のラインナップです。もちろん、テントにはペグやハンマーも無くてはなりませんが、付随品もいったん上記に入れてません。(テント買えば入ってることもあるし)テント1つとっても奥が深すぎて、何がいいとか言い切れないですが、時間があればまとめていこうかなと。夏休みの宿題?

【関連記事】
・キャンプ初心者のための道具選び:まず何を買えばいいの?編
キャンプ初心者のための道具選び:でも道具を買う前に編
キャンプ初心者のための道具選び:失敗しないテント選び編
キャンプ初心者のための道具選び:テントとタープの種類編