はじめての野営な雪中テント泊(唐松岳)3/17~18

どうしても雪中テント泊をしたがっている山兄貴達に連れられて、長野県と富山県の県境に位置する北アルプスの唐松岳へ行ってきました。前回、不本意にも(?)小屋泊となってしまったため、雪中テント泊のリベンジに燃える山兄貴たち。次の計画に軽はずみで参加表明をしていまいましたが場所は忠太さんが温めていたスポットの唐松岳への野営とのこと。え、野営?何それ?暖房機能付きトイレとかないの?

今回の参加者は忠太さん親子にmokaさん、自分の4人。

まずはmokaさんのアルファに相乗りして、白馬八方尾根スキー場へ。
ここ数日の陽気のせいか、駐車場に雪はなく寒さは感じられない気温。自分が集合に遅れたり、軽く渋滞にはまり現地に着いたのは11時過ぎと遅め。まぁ、今日は宿泊予定地まで行くだけの短時間だしね。。。

八方池山荘

3つのスキー用リフトを乗り継いで、八方池山荘に到着。ここから歩きはじめます。

へへへ、ニューアイテムを導入だぜ。
数日前にカミさんに誕生日プレゼントで買ってもらったローカスギアのCP3。こいつのデビューも楽しみの1つ^^。

さすが世界の白馬。外人さんのバックカントリーの方がたくさんいました。
バックカントリーの半分くらいは外人さんが占めていた気がします。かっこいい。

出だしは順調。ほぼ無風で天気は青空。サイコーすぎる環境に胸が高鳴ります。
視界が広い。そして雲1つ無い青空とサイコーな天気。ザクッザクっと踏みしめる感触も心地よいです。

ケルンと呼ばれる積み石が何箇所かありました。
「八方ケルン」顔にも見えるよね。なんかかわいい。

雪原を歩く、バックカントリーの人が絵になる。

ドローンで遊ぶ?外国の方もいたり。雰囲気はまるで外国。

八方尾根とはよく言ったもので、360度視界の全てが広大な雪景色。どこまでも続くような雪原に目を奪われます。
野営地を探してるのかな?ベテランそうなグルトレっぽい人たちも。

そして、八方池山荘から1時間ほど歩いたところで、本日の野営地に近づきます。おそらく下ノ樺と呼ばれる一帯で、少しですが樹林エリアです。
なんでも忠太さんが前から狙っていたスポットらしく、自分たち以外にも何組かこのエリアで設営していました。ただ、このエリア付近でも無風という訳ではありません。

早朝から来ている忠太さんたちはアタック中で不在。後発組は近くに設営しましょう。

風が怖いので、頑張って深く掘りました。
面積が足りなくて前室がピンと張れてないけど。前室が広いDXフライが仇にw。

自作の竹ペグが大活躍。安定感抜群でした。
深く掘ったおかげで、夜中の強風でもそれほど影響を受けずに済んだのでほんと頑張ってよかった。立ちくらみするほどの重労働でしたが。。。

設営が長引いて昼食を食べそこねていたので、設営後すぐに胃袋を満たします。
お手軽のレトルトカレー&アルファ米で簡単に。バターチキンカレーうまし。

カレーを食べてる間に、忠太さんが宴会場を設営してくれました。
なるほど、こうやって氷塊ブロックを積み上げるのね。勉強になります。というか何1つ手伝わずにすいませんw 素敵な宴会場の完成。ほんと、強風が吹き荒れる環境でしたが、この防風ブロックのおかげでそこそこ快適にすごせました。

やってみたかったんですよね〜、こういう雪中での宴会。
念願だった、雪中で熱燗を飲むというミッションを無事達成できて、個人的に大満足です。最高のシチュエーションで飲む熱燗うめぇ。速攻でぬる燗になる環境だったけどw

日が落ちて気温も一気に下がり、風も強くて体感温度はかなり低め。テントに潜り込みます。

心配性&寒がりなのでシュラフを二重にしましたが、超快適。-8度程度でしたがポカポカで過ごせました。
それでも風が強くてほとんど寝れなかったけど。閉じ忘れた空気穴から雪が舞い込んでるし(汗

雪原の日の出

日の出前に起床。
(※4枚目:mokaさん撮影)
ため息がでるほどウットリする景色。雪山に朝日の組み合わせが美しい。ほんと来てよかった。

さぁ、行きますか。

準備をして、唐松岳へアタック開始。
ところどころで強風に煽られますが、がんばって登ります。

ほんと視界が広い。

さすが北アルプス。快晴とは言え強風は健在。所々で遭遇する強風に瞬間的に身動きできないことも。北アルプス甘くはないですね。

過酷な環境にふさわしい風紋も美しい。

途中の丸山で記念にパシャリ。

忠太さんたちは前日にアタック済みだったので、ここまで。自分とmokaさんの二人で先に進みます。
青空と雪景色が美しい。

と、唐松岳頂上山荘まで目指す予定でしたが、寝不足もあってか全身が少し重い感じ。
自分は五竜岳を望めるところまで出て無理せず引き返すことにしました。そこからmokaさんは一人上を目指して進んで行きました。なんかすいません。。。

とは言え、十分雪山を堪能できたので大満足で下山です。

テン場に戻り撤収。
さぁ、帰ろう。

無事下山。ウェーイ!
(※mokaさん撮影)
下山後、八方の湯でさっぱりしたあと、mokaさんおすすめのグリンデルでベーコンステーキ定食を食べて帰路につきました。

小屋泊もいいですが、雪山テント泊も違う魅力があってとても楽しめました。まだまだ慣れない雪山ですが、少しづつ経験値をあげられればいいなと。初めての野営も経験できたし、今後の活動の幅がちょっとは広がる気がしました。あ、でも基本的には屋根付きが気軽でよいですが(笑

ご一緒した、忠太さん、ケータくん、mokaさんありがとうございました。またよろしくお願い致します。

おまけ

“はじめての野営な雪中テント泊(唐松岳)3/17~18” への5件の返信

  1. 先日はお世話になりました。

    二日間良い天気で最高でしたね~。でも風が…ww
    雪だいぶ掘りましたよね~。見てて感動すらおぼえました(笑
    あの環境でテント泊、レベルが一気に上がっちゃいましたね。
    もう雪山マスターだ^^

    宴会場、気に入って頂けたみたいで良かったです。
    まあ素人だからあんなもんです。やっつけ仕事です(^^;

    更なるレベルアップ目指して、来シーズンはイグルー泊しましょう!

    1. 先日はお世話になりました−。
      宴会場の設営、ほんと良かったです!
      せっかくあの環境で、各自テントの中でっていうのも寂しいですし、個人的な目的が達成できたので何よりです。(何しに行ったんだ)自分は何もしてませんが良い経験になりましたw
      次はイグルーですね!また見てるだけに徹しますが、楽しみにしてます!w
      ※できれば小屋泊希望。

  2. いいなー、掘りたかったなぁ。
    がっつり掘って、さぞ快適なテン泊だったのでは?

    二日目の風はけっこう強そうだ。

    最高の景色に、楽しいテン泊。
    もう、小屋のことは忘れてしまったことでしょう。
    はやく、そっちの世界の住人になりたいですw

    1. もう、強風にびびったので、本気で掘りました!がんばった俺!
      まぁ結果的に安心はできたんですが単純に音で寝れなかったという…
      ただ、周囲にいたベテランさんと忠太さんはあまり掘らないで、ブロックを積み上げていたようなので、効率的にも掘るより積むほうが良いという勉強にはなりました。それとノコギリ持ってると現地ではプロっぽく見えましたw たぶん軽そうだし。
      そうそう、u10さんなら強風の中でもタープ寝しそうですよねって話していたところですw

  3. 楽しかったですねー。
    写真をみてると、厳しかった環境はすっかり
    忘れて、良い思い出になってるから不思議です。
    こはなのさんの強風写真みて、
    ちょっと思い出したけど。

    もっと楽なコンディションで野外鍋できたらもっと
    よかったんだけどねー。

    また、よろしくです!

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