キャンプ初心者のための道具選び:失敗しないテント選び編

道具選びのテント編です。なんどもいいますが、あくまで初心者のためのです。雪中に(ry

まずはどんなテントがあるのか、写真で見てみるほうが早いかもgoogle先生の画像検索はこちら
オシャレなテントにちょっと興味があるという方はこちら。オシャレの定義はよくわかりません。
いやーいろんな種類がありますね。丸に三角に四角に。形だけでもたくさんあるのに、この中から自分に合うのものを選ぶなんて難しいと思います。キャンプにはまってる人はテントだけでも5,6個持ってる人も普通にいます。テントなんて1個あればいいじゃんと思いますが、1年中キャンプやってる人間から見ると、ふつうのことだったりもします。テントによって最適なシーズンや天候、目的が違いますしね。

■テント選びに失敗する理由

1.適応シーズンを間違える

失敗する理由はいろいろあると思いますが、その1つにテントの使用シーズンのミスマッチがあると思います。ほとんど初心者の方はキャンプデビューする夏を基準にテントを選ぶことが多いですが、キャンプを1年間通して考えてみると、自分の場合、「夏用」と「夏以外の3シーズン」という分け方になるような気がします。つまり、夏だけが特別なシーズンなのに夏を基準にテントを選ぼうとして、なおかつ、少しでも長く使おうと春、夏、秋、をターゲットにテントを選んでしまうような気がします。春、夏、秋をターゲットにしてもよいのですが、その場合、夏にも中途半端で、寒くなってくると物足りない、みたいな状態になりやすいです。なので、むしろ、夏専用をしっかり考えたほうが、2つ目のテントを考える時も3シーズン用に絞りやすいとも思います。まぁ、いきなりテントを2個買うことは想定されてないと思いますが、しっかり続けたいなぁと思ってる人は、最初に夏専用をまず選ぶのも1つの手です。

2.大きさを間違える

それと、大きさが適切ではない場合。小さいサイズを選んでしまうのは、厳しいのはわかると思いますが、逆もしかりで、例えば3人家族で5人用のテントとかを選んだ場合。最初は大は小を兼ねると思い、またはテントが広いほうが快適だと思い、一回り大きめな物を選んでしまうケースがあると思います。大きいサイズは重さも重くなりますし、必要以上に設営が大変になります。宴会好き、もしくは荷物が多い方はリビングを広めにするほうが良いです。寝室のテントに限ってはそこまで広さは必要ないです。高さもそこまで必要ではありません。テントの中で立って着替えるなんて、頻繁にあることでもありません。大きすぎると強風に弱くなるというデメリットもあるので、テントに限っては必要最小限でいいと思います。

3.はまる

それと、もう1つ多い理由は、キャンプにドはまりして、目が肥えすぎてしまい、普通のテントじゃ嫌だー、このメーカーじゃ嫌だー、となって買い換えるケース。まぁ、これは付ける薬がないのでお財布の体力が続く限り好きなモノをじゃんじゃん買い替えて下さい(笑)

■値段の違い。安い商品は何が違うのか

キャンプ道具は基本的にはどれも高価です。テント1つとっても1~10万円くらいのピンきりです。いくらくらいの買えば良いのかというのは一概には言えませんが、ある程度は質の良さは値段に比例してしまいます。むしろ値段というより、メーカーの違いによって、質の良さは変わってくるとも言えます。で、どのメーカーなら良いのかというのも難しいんですが、国内で普通に売っているテントメーカーで、自分の知ってる範囲だと、コールマンスノーピーク小川キャンパルユニフレームモンベルあたりは商品としては良く出来ていると思いますし、ハズレはないです。(※レアな海外メーカー、登山メーカーを除く)

1.構造・材質

生地の違いというのが一番の違いかもしれませんが、フレーム構造違いも大きいです。各メーカー、フレーム構造違いは明確にあって、1本でも少ないフレームでいかに強度を出すかというのを極限まで考えられてる気がします。ポール1本でも、重さと強度の違いは明確です。それと、弱い幕は設営時にちょっと力の掛け方を間違えたくらいで破けたりもします。逆に某スノーピークのPro幕は必要以上に丈夫すぎて、いったい何と戦ってるんだというくらい強いようです(笑)
それと、山岳テントなどは、基本キャンプ用テントより高額ですが、軽量で丈夫で積載が非常にコンパクトという性質もあります。

2.付属品の質

ホームセンターで売ってるいるような安価のものだと、金具やペグ、ロープなどの付属品が弱くて壊れやすいです。比べてしまうと一目瞭然なんですが、ロープの長さを変える自在金具がプラスチックだとか、ペグがプラスチックで折れやすいとか、とにかく強度が弱いです。

3.撥水性能

何を隠そう、自分が初めて買ったタープはホームセンターに売ってるどこのメーカーかもわからないような安い商品でした。たしか2年目くらいで撥水性能が全くなくなり、雨漏りをしはじめました(笑)もう、タープとして機能しないんですよ。困ったことに。その後、スノーピークのヘキサタープに買い替えたのですが、品質の違いはまったくと言っていいほど異なります。生地の強さとかびっくりするほど丈夫ですし、3年目なのに撥水性能はまだまだバッチリで今でも気持ち良いくらい水をはじきます。まぁ、お値段もそれなりに高いですが。

4.悪天候

これが一番致命的かもしれません。安いものは、まず風に弱いです。風の受け流しを考慮されていないというか、地面から垂直に近い角度で立ってたりすると、風を面でモロに受けてしまう作りになってたりします。それなりのアウトドアメーカーのは少なくてもある程度の風の抵抗を考慮した作りになってます。ただ、強風になるとどんな大きなテントでも吹っ飛のでご注意を。そうランドロックでさえも吹っ飛びます。テントが宙に舞うなんてよく聞く話です。

5.設営しやすさ

構造にも関係があるんですが、しっかりした商品は、設営のしやすさまで考慮された作りになってます。大きい幕でも一人で設営できるようになっていたり、無駄に手間がかからないようなシンプルな作りになってます。ポールも色分けされていたりして、どこにどこを通すとか視覚的にもわかりやすくなってたり気配りがあります。ティエラとか大きい割に簡単に設営できる作りになっていたのはすごいと思いました。

6.修理・メンテナンス

これも地味に大切です。他のメーカーはよく知りませんが、スノーピークの場合は永年保証を謳っていたりします。何回も使用していると、ポールが折れるとか曲がる、破れるというようなことはどうしてもでてくるんですが、そのような場合でもスノーピークは格安で修理してくれます。自分も椅子の布が敗れた時に修理をお願いしたことがありますが、無償で修理してもらえたのはビックリしました。なので、長く使いたい商品であれば、そこのメーカーがどのようなサポートをしてくえるのか事前に調べておくと安心できます。

結局、値段が高い商品はそれなりの理由があるといってしまえばそれまでなんですが、じゃー安いモノでキャンプに行けないのかというとそんなこともなくて、年に2、3回くらいの頻度であれば耐久性なんてそこまで必要ないとも思います。逆に数回使えればよいくらいの割り切りで、安いものを買って、その後本格的にキャンプにハマってきたら良い物を買いなおすとかでもいいと思います。その方が良い物を使った時に違いや差がわかって感動しますしね。

まぁ、ぶっちゃけ気に入ったデザインにするとかでもいいと思います。今自分が使ってるテントもほぼデザインで選びましたから(笑)

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“キャンプ初心者のための道具選び:失敗しないテント選び編” への9件の返信

  1. テント選びは難しいところですよね。正直はじめはメーカーの違いも値段の違いもわからないですからね。我が家はWILD1の店員さんにアレコレ聞いて、無難なアメドになりました。

    その後、ヘキサをかってシェルターを追加して、冬以外はキャンプできるようになりました。

    何度かキャンプをしてわかったのは記事の通り季節に合わせることですね。
    今の理想は、夏→ドーム型テント+ヘキサ、春秋冬→簡単に設営できるツールームかな〜と思っています。買えないけど。

    でもぶっちゃけ気に入ったものを使って季節に合わせて工夫するのが一番楽しいかもしれませんね。あ〜、Raisa6が欲しいな〜。

    1. キッタさん
      >正直はじめはメーカーの違いも値段の違いもわからないですからね。我が家はWILD1の店員さんにアレコレ聞いて、無難なアメドになりました。
      自分も最初はコールマンとスノーピークしか知りませんでした(笑)WILD1も知らなかったくらいなので、今考えると勉強不足でしたね。でも最初のテントでアメドは正解だと思います。中には↓これで100泊されてる方もいるくらい、商品としては確実ですので。

      >でもぶっちゃけ気に入ったものを使って季節に合わせて工夫するのが一番楽しいかもしれませんね。
      そうなんですよ、結局好きなモノが一番ということになりますよね。最初に書きましたが、趣味の世界なので、好きな道具で好きなスタイルというのが正解なのかなーと思います。

  2. ランドロックは昨年の台風18号に耐えましたよ!(笑)セーフティクロスベルトの効果は絶大!
    で、台風が去り撤収時にちょっとした突風に煽られひっくり返り背骨(センターポール)を骨折、でも治療費1,000円と安いのも国産メーカーの有り難いところですね(笑)

    1. タコさん

      >ランドロックは昨年の台風18号に耐えましたよ!(笑)セーフティクロスベルトの効果は絶大!
      おお、台風で耐えましたか!ランドロックも空を飛んでロックンロールなんて、失礼なこと書いてすいません!(書いてないか)

      >も治療費1,000円と安いのも国産メーカーの有り難いところですね(笑)
      そうなんですよねー、結局国産の一番良い所は安く修理ができるってことですよね。最初はサポートを重視してませんでしたが、長く使ってると大切なんだなぁと思うようになりました。ある程度自分で治せるスキルがないと、なかなかレアな海外幕というのはハードルが高いですよね。

  3. テ、テントに矢が刺さってるー!!

    はっ!そうか!こはなの家の動物影絵アスガルド!!
    これを示唆してたのか!!
    深い、深過ぎる。

    今度弓矢持って行きます!狙います!(うちの奥様はアーチェリー部出身)

    テント、うちはアメドで4シーズン100泊以上したんで、とりあえず国産ドームテントで寝床は一年中大丈夫と自信を持って言えます。寝床はね(笑)

    問題はリビングなんだよね〜。

    1. kuroazukiさん

      >テ、テントに矢が刺さってるー!!
      え、そこ?あ、、うんうんそうそう、深い示唆があるんですよ~。
      (´-`).。oO(フリー素材使っただけなんて言えない)

      >(うちの奥様はアーチェリー部出身)
      うおお、マジですか!なんかかっこいい!
      そんな奥様にハートを射止められてしまったんですね!(ってやかましいですね)

      >テント、うちはアメドで4シーズン100泊以上したんで、
      もうスノピの宣伝部長になれますよ。でも、ほんと、それってアメドの耐久性能を一番良く表してると思いますよ。すごいですよ100泊使える性能って。

      >問題はリビングなんだよね〜。
      そうなんですよねー、リビングをどうするかで一年をどう過ごせるか決まりますよねー。まさかトリプルドリーマーにヘキサをかぶせるなんて発想、普通はないですよ。いかに自分の発想がチンケなものかと思い知らされましたからね。あれはすごかった(笑

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