都民の日に、谷川岳を歩いてきました。今回もファミでハイク、と行きたいところでしたが、ついに下の子にもフラレてしまいました。なので今回は夫婦二人で(泣
山歩きはゆるく長く続けたい趣味でして、できればカミさんと長く続けられればいいなーとちょっと妄想していたり。ご年配の夫婦が揃って山歩きしているのを見るたびに、ああいうのいいなと…
とは言え、非スポーツ系のカミさんはそこまで山歩きに前のめりというわけでもなく、登りのきつい山歩きは苦手意識が強め。ある程度登れるようになってくれればと(上から目線で失礼w)カミさんのトレーニングを兼ねてちょっぴり登りのきつい谷川岳の西黒尾根コースに挑戦してみました。ここを登れれば選択肢がけっこう広がる気がしてるしね。まぁ、西黒尾根は日本三大急登の1つらしいけどw
夜に家を出て、谷川岳ロープウェイの500mくらい手前にある無料駐車場で軽く仮眠。
30台ほど停められる無料駐車場は、朝の6時くらいには満車になってました。
車道を500mほど歩き谷川岳ロープウェイベースプラザへ。
少し遅くなってしまい、7時頃出発。いくぜ。
いきなりスタートからきつい登りが目の前に。
がんばるぞー。
さすが、急登と言うだけあって、それなりの登りが続きます。
実は自分、7年前くらいにその時の同僚に連れて行ってもらった初めての山がここ、谷川岳だったんですよね。なのでここの急登っぷりは一度体感済み。(もちろん当時はバッテバテ、でも今回は少し成長したのかそれほど辛くなく登れたりしました。へへん)
もちろん、ペースはかなりゆっくりですが、なんとか登り続けます。がんばれー。
こまめに休憩しつつ、無理をしないようにゆっくり登ります。あまり急かして苦手意識がついても意味が無いしね。大丈夫いけるいける。
ふぅ、なんとか登れてるよ、いい感じ。そして2時間ほど急登を登り続けて森を抜けました。
正直、最初の二時間はひたすら森の中の急登を登るだけで面白みがない部分だったんですが、森林を超えたあたりから視界が一気に広がります。登りはまだまだ続きますが、このあたりからは景色が良いので、比較的楽しんで登れるような気がします。
初めての鎖も。
同じ登りでも変化のあるところなので、楽しめる部分かも。
徐々に景色も広がり、荒々しい山肌が。もちろん疲れもたまりつつありますが、このあたりからモチベーションが一気に上がり始めてきたようです。
雪渓も残ってるねー。
頂上はまだ先ですが、途中でパシャリ。
ラクダの背まできました。もうひと踏ん張り。
ここの稜線が何とも言えない心地よさ。
振り返ると、それなりの登りのきつさを実感しますが、景色が良くて夢中で進みます。
とはいえ、ペースは無理なくゆっくりと。
ついに谷川岳の2つの耳が見えてきた。
紅葉直前とはいえ、人もけっこう多め。
もうちょいだ。
トマノ耳の直前で数分でいける距離ですが、ちょうど開けたところがあったので、先に昼食をとります。
全部買っただけのモノでw 調理系はなし。
うまし。イワシのマリネの酸味ががこれまたうまい。疲れたときの酢の物たまらん。
そして、少し手前で休憩しておいて正解でした。頂上付近は人混みがすごくて行列ができるくらいなので、ゆっくり食べれる感じはなさそうだったので。
軽く休んで、ピークを目指します。
まずはトマノ耳〜。
続いて、オキノ耳〜。やったね!ちょっと達成感。
ピークではないですが、周辺は部分的に紅葉が始まってます。
一週か二週、遅ければさらに良さそうでした。
とは言え、なかなかの見応え。これ以上人が多いのも萎えそうなので、ちょうど良かったかも。
さて堪能したところで人も増えてきていたので、下ります。
ちょうどロープウェイから登ってきた人たちも同じルートで戻るため、お昼過ぎ頃から人が一気に増え始め、所々で渋滞も。
かなり詰まってしまい、どん詰まりもしばしば。
しかしここで思わぬ偶然が。
実はさきほど言った、自分を初めてここに連れ来てくれた元同僚とばったりここで再開。聞いてみるとお互い、7年ぶりに谷川岳に来たような状態で、二人とも、その間は一度もここに来てないとのこと。そして、久しぶりに来たみたらバッタリ再開って感じ。元同僚はなかなかの山男なので山で遭遇する可能性は低くはないんだろうけど、ちょっとビックリしたー。(はじめての登山する初心者をいきなり西黒尾根に連れてくるような人なんですけどねw)
なので、渋滞しつつも久しぶりの再開で会話をしつつ楽しみながら下山しました。
下りのロープウェイも渋滞してたけどw
今回は、いつものファミハイクよりちょっと難易度を上げた山歩きでしたが、なんとかカミさんもクリアすることができました。もちろんハードな山歩きはまだまだ無理そうだけど、西黒尾根を登れたってことはちょっと自信につながるんじゃないかなと、そして歩けるコースの選択肢も少しは広がった気がするのでこれからが楽しみです。
ゆっくり焦らず自分たちのペースで、末永く楽しめればいいかなと。いつかは山小屋泊、そしてテント泊へとカミさんを連れていける日がくれば良いかなと思うのでした。今回はその一歩を進めれた気がする良い山行でした。