「キャンプ初心者のための道具選び」と言っておきながら、道具を買う前の心がけを少し。
自分にあったキャンプ道具を選ぶというのは、すごい難しいことで、どれが一番良いとかはありません。また万能な道具というのもありません。素材や大きさ値段など、どれも一長一短であるがゆえに、どちらかというと「自分に最適なモノを選ぶ」と言ったほうが正解かもしれません。それと値段の高いものが常に最適とも限りません。
道具選びで失敗しない人もいないと思います。誰しも1回や2回は道具選びに失敗しているはずです。なので、使うシーンを想像してみて、サイズを検証したり、本当に必要かどうかをよく考えるというのが失敗しないコツかもしれません。
まずは道具をレンタルして一度行ってみる
一番手堅く失敗なく道具を買うにおそらくこれでいいと思います。一度テントから調理器具までレンタルして実際にキャンプに行ってみることをオススメします。正直、レンタル代も安くはないので、一回分でもレンタル代がもったいないと思うのですが、道具選びの失敗する確率が格段に減ると思います。ただその際に、実際に使ったテントのサイズなどを見て、使用具合を覚えておくのを忘れずに。例えば、レンタルしたテントのサイズを調べて、少し大きかったとか小さかったとか覚えておいたほうがよいと思います。
コテージやキャビン泊で一度行ってみる
まずはコテージやキャビン泊から初めて見るのもアリです。子供がまだ小さいとか、家族のアウトドアへの抵抗を見るためにまずは屋根付きの施設に泊まるというのもオススメです。コテージやキャビンだとおそらく夕飯は外で自分たちで作るスタイルになると思うので、料理だけをまずキャンプっぽく作ってみると、ある程度アウトドアの雰囲気がわかると思います。キャンプ道具を一式そろえてみたけど、二度目は行ってないという方もけっこういらっしゃるようです。それと、家族の方がアウトドアにどうしても抵抗があるという方も少なからずいらっしゃるので、まずはアウトドアの入り口として、コテージやキャビン泊でお試ししてみるのはいかがでしょうか。
あと、その際に、実際にテントでキャンプしてる人たちを見てみて、どんな道具を使ってるのか観察すると面白いと思います。
車
ぶっちゃけ、どんな小さい車でもいけます。(`・ω・´)キリッ
1BOXとか4WDでなくてもキャンプにはいけます。とりわけ、自分の周りには小さい車でキャンプに行く奇特な人たちがたくさんいるので、感覚が少しおかしいですが、どんな小さい車でも行けると思います。車が小さいからと行って、キャンプを諦めてしまうのはもったいないです。マニアックなキャンプ場とか、雪の中を、とか、ワイルドさを売りにしてるようなところでないオートキャンプ場であれば、そこまで車の性能は必要ありません。こんな車やあんな車でキャンプに行っちゃう方もいますしね。まぁ、もちろん大きい車のほうが便利ですが(笑)
不便を楽しむ
キャンプに向いてるかどうかは、これを楽しいと思えるかどうかかと思います。最近の高規格キャンプ場はキレイな炊事施設に電源にお風呂までいろいろ揃ってはいますが、基本的に普段の生活や通常の宿泊施設とくらべて何も無いとろこにわざわざ行くのですから、何もない自然の中であえて不便を楽しむという考え方があると、違った見え方ができると思います。
少しづつ道具を揃える
先ほども少し書きましたが、道具を全部買っても、キャンプに行かなくなってしまう人も一定の割合でいらっしゃるようです。もちろん、向き不向きがあるので誰でも家族でキャンプが楽しめるというわけではないので、まずはレンタルから初めて、キャンプ道具は少しづつ揃えるほうが無難だと思います。それと、無理にキャンプ道具を揃える必要がないモノもあります。キャンプ用の食器や鍋はあると便利ですが、最初は家で使ってるものを流用して初めてみるのもいいと思います。大抵のキャンプ道具は普段使っているモノと違って、ほとんどの値段が高いです。家では300円のスプーンを使ってるのに、キャンプでは1000円のを使ってるとかザラです。
もちろん、素材がチタンであるとか、高いだけの理由もあるのですが必ずしも必要としない機能や性能もあるので、無理に高いものを揃えなくても良い物もあります。なので、まずは無理に高いキャンプ用のを買わなくても流用できるモノは流用したほうが良いです。
まぁ一番の理由は、あまり道具を調べないで一気に揃えてしまうと、不必要なものや自分のスタイルに合わないとの理由で買い換える可能性も高くなるというのもあります。
道具選びを楽しむ
特に男の人は、道具から入る人は多いと思います。好きなブランドだからとか、デザインが好みだとか、そういう理由で道具を選ぶのも時には良いと思います。とくにアウトドア系の道具はメンテナンスをしっかりすれば何十年と使えるようなものも多いですし、愛着のある道具を持つというのは楽しみの1つだとも思います。少し高価かなモノかもしれませんが、一生モノの道具に出会うというのもキャンプの魅力かもしれません。
まぁ、グダグダと長く書きましたが、良くも悪くも一度は絶対失敗するので、そういうものだと開き直るのも必要かもしれません。
【関連記事】
・キャンプ初心者のための道具選び:まず何を買えばいいの?編
・キャンプ初心者のための道具選び:でも道具を買う前に編
・キャンプ初心者のための道具選び:失敗しないテント選び編
・キャンプ初心者のための道具選び:テントとタープの種類編